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風化させない、とは何か [日々徒然]

あれから8年、先週からあちこちの局で特集が
組まれてますし、昨日なんて東京大空襲の
ニュースをついぞ目にすることがないくらい
3.11のことを流していました。

そして今日、さすがに同じ時刻が近づいてくると
また何かあったらというドキドキが少しですが
ありました。

もちろん、3.11も阪神も戦争も、あの日あのとき
何が起きて何が分かれ道だったのか、それを
語り継いでいく必要はあると分かっています。

何があったのか、忘れてはいけないと思います。

でも、ツラいと思う人がいることも本当だと思ってます。

うちのお父んね、満州から引き揚げてきてるんですよ。

ソビエト軍が来た時に、当時飼ってたシェパードが
飛び出してきたから自分が助かったこと、そのシェパードは
ドイツ軍の兵士に託したこと、帰国するために港に
向かう途中で一番下の弟が亡くなり父(祖父ですな)と
一緒に荼毘に付してお骨にして連れて帰ったこと。

1~2度くらいだけ、ぽつっと話しただけです。

日本のどこの港についたのか、どうやって山口まで
たどり着いたのか。本籍地である神田には、戻ったのか
戻らないずくだったのか。そういったことは、一度も
誰からも聞いたことはありません。

言えないこと、言いたくないこと、思い出したくないこと、
忘れていたいこと、忘れてしまいたいこと、あるんだろうなと。

目の前で誰かが流されてしまったこと、助けられなかったこと、
すごく寒かったこと、とても怖かったこと、そういったことも
伝えようとして積極的に話す人と話したくない人、いるんだろうなと。

なので、もちろん必要なことだとは分かってるんですけど
津波の映像ってみたくない人も一定数いるんだろうなぁって。

うん、なんか何していいのか何を言いたいのかどうすれば
いいのか、どうすれば正しいのか、分かんない。



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共通テーマ:日記・雑感

2019年03月10日のつぶやき 2019/03/11


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