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ソラオの世界を観てきました [ミュキャス]

ありがたくも千秋楽にお誘いをもらいまして、午後休もぎ取って
行ってきました、ソラオの世界です。って、本当は昨日なんですが
舞台の演出上、すんごい照明がペカペカするシーンがあって
ちょいと偏頭痛を発症したので、何と9時半には寝ちゃってました。
う~ん、終演後にみなさんと楽しく盛り上がってる時は、どうにか
大丈夫だったんだけどなぁ。電車で1人になった途端、再発でした。

さて、ソラオの世界です。知っている役者さんは四天宝寺Bの
千歳を演じた大山くん、四天宝寺Aの一氏役の平野くん、
そして兼ちゃんでした。四天宝寺組はテニミュ以外の舞台で
観るのが初めてだったので楽しみでしたし、新鮮でした。
特に大山くんは、あんまり四天宝寺Bの公演を観てなかった
ので、かなり新鮮な気持ちで観ましたよ。改めて、こんな表情を
作れる役者さんなんだなぁと。千歳ってそんなに表情が変わる
役じゃないからかもです。テニミュオンリーということでは同じ
条件の平野くんですが、テニミュの本公演とドリライとでかなり
色んな表情をしてくれてたので印象に残っているのか、緑の
髪じゃなくてもすぐに分かりましたよ。意外にすぐに分からなかった
のが兼ちゃんです。だって、あの長身なのに杖を突いて腰を曲げて
出てくるから、一瞬アレッってなりましたよ。デカクないみたいな。

舞台はそんなに大きくなく、どんな風にソラオの夢、チラシに書いてある
色んな夢を巡っていくのか、そして配役表にあるように一人10何役も
こなすほどの登場人物を入れ替えていくのか、期待しちゃいましたが
かなり期待通り、モトイ、以上でしたよ。左右の壁になんだかヘンテコな
モノが突っ込んであるのなぁと思ってたら、その全部が場面転換時(夢の
切り替わり)での小道具になってました。そして四方においてあった長方形の
車輪付きの枠が、ある時はロボットの腕と脚、ある時は研究所の
ボックス、ある時は配管、エレベーター、ドア、色んなものに見立てられて
行くのが、斬新で面白かったです。

夢の世界も、ありえな~いという世界でも、思わず笑っちゃう仕掛けがあったり
これって版権大丈夫なのっていうネタがあったり(よくDVDにできるなと)
ガチで落としどころしか決まっていない流刑の島だけど「台本の無い島」が
最高に面白かったり、なのに端々に色々と考えちゃうシーンや台詞が
あって、面白い舞台でした。

台本の無い島で役者さんたちがフナムシとして登場するんですが
手にプリッツがささったコッペパンを持ってるんですよ。どうやら
それがフナムシ本体のようです。なぜか最後尾のフナ虫のみ
水の入ったペットボトルとプラスチックのコップにストロー2本から
構成されています。なんだ~って思ってたら、カニ役とカモメ役の
人がどんどんフナムシの本体であるコッペパンをちぎって食べて
いっちゃうんですよ。水だって狙われています。

「台本の無い云々」はガチなので、フナムシさんたちもいつ本体を
狙われるか分からないようで、カニとカモメは隙を突いては、本体
であるところのコッペパンを食べちゃいます。兼ちゃんがカモメ役
だったんですが、ムッチャ楽しそうでした。シナリオ無しなので
ホンキで楽しんでますって笑顔でしたよ。

それぞれの役者さんたち、兼ちゃんも平野くんも目を惹きますが
すごいなぁと思ったのが、ソラオの大山くんとヒロイン役(になるん
だよね?)の渡邊さんです。大山くんが約2時間出ずっぱりなのも
すごいんですが、渡邊さんの現実でのクールビューティ、夢の中での
可愛いちょいブリ、そして2人の爺さん婆さんがすんごいんですよ。
表情とか口元の作り方とかしゃべり方とか、役者さんなら演じて
なんぼっていう考えの方もいらっしゃるでしょうけど、それを分かった
上で、すんごい変身ップリなんですよ。特にメイクや服装で老けさせて
行くわけじゃないのに、あの年の取り方がブラボーです。

テニミュ組みの3人も堪能しましたが、ママゾネス20を演じた横関さん、
すばらしいプロポーションです。ただ細いとかじゃなくて、バランスが
キレイなんですよ。腰のくびれはもちろん背中のラインが美しいです。
久しぶりに「女性のいる舞台」だなという実感をしました。
いやぁ、直前にabcを2回観ちゃってるんで、「まさかの~」で女性を
観た記憶が上書きされちゃってたんで、しなやか~そして美しぃ~と
感動しちゃいましたよ。もちろん演技や殺陣(でいいのか?エアだけど)
もすばらしいんですよ。

舞台の最初と途中(最後もかな)で歌われる「ドーナツ」も可愛い歌なんですが
歌詞を読むと奥が深いです。「世界は僕らの中と外で、心は輪っかの内側で」とか
「ドーナツの丸い世界で いつしか空洞になっていいた」とか意味深です。
なぜなら「世界の全てをドーナツにして 帰れるもんなら帰ってみろよ」という
歌詞もあるのです。ソラオの世界は、ソラオの内側の、ソラオの夢のような
ソラオの精神世界のような、そんな世界なのです。そして、実験中の落雷事故で
自分の脳の中=夢の世界=内側の世界に閉じ込められてしまって、
現実の世界に帰れなくなっている状態なんですよ。

それを考えると、ソラオは輪っかの内側を埋めたのか、外側を広げたのか
すべてが同じ空(クウ)になったのか、う~ん、こんなこと考えてみてたのって
わたしだけですかね。自分の内側に空洞があるんだけど、埋めたらドーナツ
じゃなくなっちゃうし、外側にも空洞ではないけど空という空間がある、
ドーナツを広げすぎたら(ドーナツ=自分?が)消滅しちゃいそうだし
劇中で何回か歌われると、変に深読みしちゃいますね。

終演後、みなさんと楽しくソラオの話のみならず、テニミュからドリライから
サポDVDから、みなさんが足を運んだテニミュキャスとさんの舞台の
あれこれやらをお話しつつ、盛り上がらせていただきました。
(なので、カテゴリーがミュキャスなのです)
ポジション的にはヘタリアの日本でしたが・・・ほら、よくヘタリアで
菊が若い国が盛り上がってると「じじいは云々」呟いてるじゃないですか?
まあつまり、確認を取るまでもなく、わたしが一番年嵩だったのよね
ってー話です。いいんです、楽しかったから。モエの前に年齢差は
関係ないんですよぉ~。第一、お稽古先で一番の年長者は72歳の
方ですけど、普通にお友達ですもん。あ、なんだか支離滅裂に
なってきたので、この辺で・・・
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