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吸血鬼と愉快な仲間たち 2巻(ホーリーノベルズ 著:木原音瀬 イラスト:下村富美) [読書感想]

吸血鬼の2巻目です~。アルのぼけっぷりが、相変わらずで可愛いです。
木原さんの本は、この吸血鬼シリーズしか読んだことがないのですが
すごく面白いですね。

このシリーズは「中途半端な吸血鬼」が出てくるし、主人公(?)の職業が
エンバーマーだったりと、あんまり一般的でない設定ですが、
アルと暁がすぐにラブラブな関係になるわけではないあたりが、
現実味があるように思います。

今回のアルは、うっかり殺人事件に巻き込まれてしまいます。
とは言っても、サスペンス物や推理物にあるような積極的な
巻き込まれ方ではなく、「血のにおい」が分かるがゆえに、
うっかり真犯人にまんまと誘い出され、階段から突き落とされて
殺されかけちゃうんです。

でも、アルは中途半端といえども吸血鬼なので、死なないんですよね。
というか、もう死んじゃってるんで大丈夫なんですよね。

暁狙いの新人エンバーマーの登場で、「自分を理解して居候させて
くれるから好き」なのではなく、「暁が好き」なことに気がつきそうな
アルです。3巻では、ぜひ暁の過去の話がでてほしいです。

もちろん、アルと暁が仲良くなってくれるのが一番ですが・・・。


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