新婚旅行と旦那様の憂鬱・下（シャレード文庫 著：椹野道流 イラスト：金ひかる）

４年に一度のこの日に、夜中には久しぶりの緊急地震速報が入り
朝目が覚めてみたら、本当に積もるくらいに雪が降っているという
「去年の今日はさ～」と話をしたくても、４年後まで待ってねという
何ともいえない４年に一度の２月最後の日でした。

うん、テニプリ好きとしては、不二の誕生日なのにこれといった
企画がなかったからだよね、きっと、とか思っています。
分かる人は、ニヤッと笑ってください。

さて、ようやく、ようやくですよ～、ようやっと続きが読めます。
何気なく、この上巻の発売日は３月２０日です。が、シャレードさんの
奥付ってなぜかひと月先が書いてあるのです。なので本当は去年の
２月末の出版なんですよ。この後に震災があって、出版業界でも
いろんなことがあって、椹野さんご自身も作家ではない方の
お仕事の関係にかかりっきりになって、んでもって一年越しの下巻です。

というわけで、頑張って上巻の内容を思い出してみます。
えっと、ハルとウィルフレッドが旅行先で他殺体を発見しちゃって
第一発見者なのに容疑者扱いで牢屋で一晩過ごして、本土から
エドワーズ警部が来てくれて誤解が解けます。ところが、その一晩の
うちに現場が荒らされていて、遺体からアヘンが発見される、でしたよね？

下巻を読む前にちゃんと読み直せばいいんですが、気が早やって
とっとと読んじゃいました。なので読み始めてすぐ、あれ、もう家に戻ってるよ、
とかなってしまいました。そっか、上巻ですでに家に戻ってたんだ。
んで、軽く船酔い中なんだ、となりました。

ようやく下巻の内容に入りますよー。

上巻で発見した遺体に身元が分かったということで、船酔い中のハルを
残して一人で警察に出向いたウィルフレッドは警部と一緒に被害者である
ピーター・ジョンストンの家を訪ねます。検死官として遺族に説明する以外に
警察とは違う立場で遺族である奥さんの反応を観察して欲しいってことなのです。

なんせ、ピーターから見つかったアヘンというのは、直腸に詰められていたのです。
恐らく自分で自分の体に隠したんでしょうが、このアヘンのことをピーターの
妻であるニコラが知っているのかどうか、犯罪の片棒を担いでいたのか、捜査を
するうえで重要なのですよ。

ニコラは何にも知らなくて、ピーターが作った借金を返すために体を売って
稼いでいます。でもね、何と言うか悲壮感がなくって、遺体も葬式代が
もったいないから返さなくていいっていうんだけど、それはそれ、これはこれで
借金はキッチリ返してやるっていう気概に満ちた強い女性です。
そんなニコラが翌日、遺体となって発見されます。

検死の結果、ニコラはピーターと同じような殺され方をしています。
これはいよいよアヘンに絡む犯罪組織の臭いがしますよ。

ところがですね、警部が言うには今までもアヘンの密売とかを捕まえてるんだけど
どこに元締めがいるのかが全然分からないんだそうです。こりゃぁ、どうやって
事件を解決するんだと思っていたら、ウィルフレッドが拉致されてしまいました。

ま、最終的には元締め含めてガッツリ逮捕なわけですが、どうやって、と
いうのと、誰が元締めかは秘密です。旦那様救出にあたって、船酔いで
グロッキーになっていたキアランがその分を取り返す働きをしてくれますよ。

あとがきを読むと、これで終わっちゃうような雰囲気なのです。
もう少し、続いて欲しいなぁと思います。もう少し大人になったハルとウィルフレッドの
関係とか、キアランとジャスティンに焦点があたってるのとか、もっとこの人たちの
お話が読みたいのです。うん、本にはさまってたハガキに書いて送ってみよう！

コメント 2

はい　ニヤッとね
「白鯨の人だ～」っと思いました　←古っ！！

さっきも　スマホアプリの「なまずくん」が鳴り
Σ(゜Θ゜)ドキッ!!としましたよ～～
地震　少し増えてるよね・・・・・
by chunta (2012-03-01 00:27) 

chuntaさま

そうです、第４のカウンターの人です＾＾；

最近、また茨城とかを震源にする地震が増えてきてるので
不安なのですよ・・・
by みずき (2012-03-01 23:43)